ハリルホジッチジャパン始動

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チュニジアとウズベキスタン戦を見た感想としては、攻守の切り替えが速くなり、縦への意識が高くなったと思う。今までのボールポゼッションを高めて、ちんたら攻めるスタイルに慣れてしまっていただけに新鮮に楽しめた。
ハイプレス&ショートカウンター主体の戦術はドルトムントに通ずるところがある。

ハリルホジッチは、自分のスタイル・信念を貫いてくれそうで、今のところワクワク感しかない。
新しい選手も増えて、監督が掲げる戦術に一生懸命取り組もうとしている姿勢が見えた。
全員ゼロからのスタートとなり、今後は監督のいう事をよく理解して遂行できる選手が重用されると思う。

王様はいない。
全員が監督の駒。

今までは俺も海外で活躍する選手を贔屓目に見てきたけど、中田英寿の時もそうだったように、一個人の力ではチームは変わらない。周りがそれに影響されすぎるのも困る。
やはり監督の考えをベースとして、それに適応できる選手の中で競争力を高めて強い代表を作り上げてほしい。

過去の記事にも書いたけど、ザッケローニは3-4-3を諦めた時点で負けだった。
できない選手、やろうとしない選手は外すくらいの意識が必要だった。
最終的には一部選手のやりたいサッカーに賭け、本番ともいえるワールドカップで良いところなく散ってしまった。
良く言えば調和を重んじ、悪く言えば自分の信念がブレてしまった。
ま、それでうまくいく可能性も否定できなかったし、これは結果論だけどね。

人間性はとてもいい監督だっただけに結果を残して勇退してほしかったな。
あと、この2戦で俺が注目したのは、久しぶりに代表招集された宇佐美貴史。

関連記事:宇佐美貴史が使われない理由

意識改革しているようなインタビュー記事をいくつか見ていたので期待していた。
良いところも悪いところもあったけど、全体的には成長していると思う。
ただし、まだアジアレベルの格下や後半相手が疲れてきてから活躍する雑魚キラーの域を抜け出せていないように思う。
現状だと後半のジョーカーに最適かな。

昔は岡崎が格下相手に2点取ったり、3-0で勝ってる時に4点目を決めるような雑魚専のイメージがあったけど、徐々に徐々に成長して今は代表にもクラブチームにも欠かせない選手になった。
宇佐美に対しては、いつも厳しい事ばかり書いてるけど、まだ若いからもっともっと意識を改革して世界で通用する選手になってほしい。
これほどのサッカーセンスとテクニックを持ち合わせた選手は国内では他にいない。

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