マンU香川一歩前進

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CLレバークーゼン戦。

以前、「香川が生き残る道」で書いたように、ペルシーの怪我で離脱と、少しずつ信頼を得た結果、香川トップ下のチャンスが巡ってきた。
ゴール&アシストこそ無かったものの5-0で圧勝。
本来の実力に近いパフォーマンスだった。

ボールを奪うと前線の選手が連動して走り出す、ドルトムント時代のようなカウンターが増えた。
ルーニー、キャリック、ギグスあたりは前から相性の良さを感じてたけど、この試合ではバレンシアやジョーンズとも良い連携を見せてた。
守備もよくやってた。
ルーニーも観戦していたファーガソン前監督も楽しそうだった。

ギグスは絶倫だけど、歳を考えてボランチはキャリックメインでローテーション。
現状、これが香川にとって理想のフォーメーションかもしれない。
ファーガソンも香川を獲得した時はこういうフォーメーションを考えていたはず。
しかし、まさかのペルシー獲得で計画が変わった。

ロビン・ファン・ペルシ(30)
生粋のゴールゲッター。
現在2年連続プレミアリーグ得点王で実績抜群。
移籍金は香川の2倍の31億円。
適性は一番ゴールに近いセンターフォワード。

ウェイン・ルーニー(28)
パスもゴールもできるマルチプレイヤー。
現在はマンUの顔といっても差し支えない存在。
運動量と展開力があるため、センターポジションに適している。
ディフェンス以外のどこのポジションでも万能にこなしてしまうため、現在はトップ下がメイン。
ペルシとの共存を考えたら誰でもこうする。
ただし、トップ下でも有能だが、本人はセンターフォワードがやりたい。
また、従来のサイドアタック主流からショートパスで繋ぐサッカーにシフトしたいと思っているため、香川とイメージの共有ができている。

香川真司(24)
パスもゴールもできるマルチプレイヤー。
適性はトップ下で、ルーニーよりはパサー寄り。
運動量と展開力があるため、センターポジションに適している。
ただし、実績を考えるとトップ下に入る機会は少なく、現在は代表でもプレイする左サイドに追いやられている。
今回のようにペルシが離脱すると、ルーニーがトップに入り、香川トップ下のチャンスが巡ってくる。
見た感じ、ペルシ&ルーニーよりもルーニー&香川のほうがコンビネーションが良く、全体的にもいいサッカーができていて、総合力は後者のほうが高い気がする。

香川左よりも、ペルシが左でクリスティアーノ・ロナウドのようにプレイしてくれたら、すぐにでも3人が共存できると思うけど、ペルシの実績を考えると、それが実現するとは考えにくい。
あとは三角形(ペルシーの下にルーニー・香川を並べる)か逆三角形(ツートップの下に香川)にフォーメーションを変えるか。実績のある従来の戦術を捨てる事になるし、他の選手への影響も大きいからこれも難しいか。
オプションとしてはありだと思うけど。

ただ、今は無理でも、ペルシはもうすぐ31歳で怪我も多いから、本来のポジション以外で起用された時もそれなりに存在感を発揮し、こういう少ないチャンスを生かしていけば、今後の事を考えて若い香川に偏重する可能性は十分にあると思う。

あと、少し前に評価を上げたヤヌザイ君は技術があって若さゆえの思い切りのよいプレーがはまれば強いけど、最近は若さゆえの悪い面が出てしまってる。
例えば、無理しなくていい場面でしかけて奪われてピンチになったりね。
良い面でも悪い面でも若い。
まだまだ香川のライバルではなかった。
もう少し経験が必要かな。
出場機会が激減するようならレンタルもいいと思う。

香川のライバル、ヤヌザイという少年

最近の香川は体に厚みが出てきたし、この調子で世界で戦える体を作りながら、出来る事を100%こなして頑張ってほしい。

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