熱さが足りないサッカー日本代表

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これも前に何度か書いたけど、今大会日本以外の試合を観てやっぱりそう思う。
オーストラリアにしてもイランにしても、格上の相手に凄く熱い試合をしている。
イランは惜しかったね。
もう少しでアルゼンチンから勝ち点を奪えそうだった。
熱い試合は面白い。

話は変わるけど、俺はスアレスが好きだ。
しつこい相手DFに噛み付いてしまうスアレスが好きだ。

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絶対に負けられない試合、シュートを両手ブロックしてしまうスアレスが好きだ。

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家族もファンも大事にするスアレスが好きだ。

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スアレスの何がそんなに魅力的なのか。
それは勝利への執着心が半端なく、本能的に行動するからだ。
これらの行為に対して重い処罰があるのはわかってるはずだから狙ってやるわけがない。
勝ちたい、ゴールを決めたいという本能が理性を上回り、咄嗟に行動してしまう。
行為自体は賛否両論あるだろうけど、これは間違いなく言える。
本能的なプレイは観ていて熱く興奮する。

今の日本代表は真逆。
自分達のサッカーを追い求め、非常に論理的。
良く言えば冷静、悪く言えば冷めている。
前から闘莉王や憲剛、大久保あたりを入れてほしいと言っていたのは、これに問題を感じていたからだ。

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試合が終わってから、現地在住のコーディネーターの方と話をしていたときに「このチームは大人しすぎる。他のチームはもっと戦っている」と言われて、ハッとさせられました。確かにピッチ上で強い気持ちを見せて、戦っている選手というのは大久保を筆頭に少なかったかな、と。昔、僕らの時代の日本代表は、今のチームと比べたら下手だったけど、それでもガツガツとケンカするくらいの勢いで試合に臨んで、相手がシュンとしちゃうようなこともありました。今のチームは、サッカーはするけれど、そういう戦う気持ちの部分が見えてきません。日本は今、良くなっていく途中で、足りないものを学んでいる期間です。その中で、『これまでの日本代表にあったよな』というものも付け足していって、もっともっと良くなってほしい。コロンビア戦では、戦う姿勢をもっともっと前面に押し出して、挑んでもらいたいですね。

大会前、強化試合のザンビア戦で大久保が叫んでいた。

無駄無駄無駄ァッー
簡単にやれ!簡単に

大久保は選出されたけど、一人で「戦える日本代表」にするのは無理がある。
時間も短すぎる。
また、昔ジーコが言っていた。

日本の選手はミスを気にしすぎる。
チャレンジしなければ成功もない。

論理どおりにいかなかった時に本能を奮い起こせたら奇跡が起こるかも知れない。
日本人特有の集団主義は、チームプレイと呼べば聞こえは良いが、変化を嫌い、失敗を恐れる事に繋がる。
なにもかもこの言葉でひとくくりにして決めつけるのはあまり好きではないが、今の日本代表の中心が「ゆとり世代」なのも影響してるのかも知れない。

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