今後の課題(サッカー日本代表)
悔しくてどうすれば強くなるのかばかり考えている。
今の単調なポゼッションサッカーでは、ガチンコ勝負で勝てないのは間違いない。
対策された時に引き出しが少なすぎて手詰まりになる。
大事な試合では取りこぼしが許されないため、格下の日本相手でも本気で対策してくる。
相手によってはドリブラーを入れたり、守備的な選手を入れたり、ミドルシュートやロングフィードが得意な選手を入れたりして、チームとして対策するのもいいが、一番いいのは各選手それぞれがチャレンジする事なんじゃないか。
精度に差があっても、これらはどの選手にもできる事。
万能になれというわけではない。
それぞれ特徴はあっていい。
選択肢を増やしたい。
例えば、相手選手が目の前にいる場合、今は横パスをする事が多い。
それが「自分達のサッカー」だから。
5回そういう場面があったとして、5回とも同じ判断だと相手は困らない。
もし、5回中2回はドリブルで仕掛けたとしたら、次の場面で相手は判断に迷い行動が一歩遅くなる。
また、前にスペースがある場合、単純にドリブルで詰めるのではなく、たまにはシュートを打つ。
ショートパスばかりではなく、たまにはロングフィードも混ぜる。
このようにバリエーションを増やすと相手は守りにくい。
異なる判断で成功すればするほど、相手は後手後手に回り、結果的に主導権を握れる。
判断に点数を付けると、横パスは無難に60点かも知れない。
ドリブルは成功したら100点、失敗したら0点かも知れない。
ただ、失敗しても味方がカバーしてくれたら0点にはならない。
相手が判断ミスして結果オーライになる可能性もある。
今大会は「自分達のサッカー」に縛られすぎなのと、ワールドカップにかける意気込みが強すぎて固くなっているのもあって、判断が鈍ってた。
前にスペースがあるのにドリブルでもシュートでもなく横パスという0点どころかマイナス点の選択もあった。
無難な60点のプレイを続ければ試合を通して平均60点だが、チャレンジして40点、100点、20点と積み重ねていけば、平均80点になるかも知れない。
もちろん20点や30点になる可能性もある。
でも不完全燃焼は無いと思う。
無難な試合をして負けるよりはスッキリするし、負けても課題は明確。
それぞれのレベルを上げて、失敗が多かった部分の成功率を上げればいいだけの話。
「自分達のサッカー」なんて頭を悩ませるよりは、よっぽど成長できるし、どんな監督・戦術・フォーメーション・ポジションでも対応できるようになる。
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