言葉の変化に違和感を禁じ得ない

大人になり絵具やクレヨンなどに触れる機会が無かったから知らなかったけど、今は肌色が薄橙(うすだいだい)という名称になっているらしい。
肌の色は人種によって違うからこれは良い変化だと思った。

以前も 男女不平等主義ちびくろ・さんぼに罪はない という記事を書いたけど、
どうも俺は差別問題に興味があるらしい。
各種差別に配慮して言葉が変化するのは良い事だ。
しかし、ちょっとツッコミたい。

■障害者→障がい者
今まで見慣れていた文字が急に平仮名になると違和感が大きく、逆に「害」という言葉を意識してしまう。
ただ、ひらがなにするのではなく、これは言葉自体を変えたほうがいいと思う。

■看護婦→看護師
これって変える必要あんの?
男女の比率が同じくらいなら納得できるけど、男性にも一応看護士という呼び方もあるし、
圧倒的に女性が多いんだから看護婦でよくね?
ウェイターとウェイトレス、ホストとホステス、アクターとアクトレスも差別なの?
そんな事言ってたらボーイとかガールとか性別を表す言葉が全部差別語になっちゃわね?
これは差別じゃなくて区別でしょ。

■スチュワーデス→キャビンアテンダント
外国だとフライトアテンダントかキャビンクルーが一般的らしい。
どうせ変えるなら和製英語じゃなくて正しく変えたほうがいんじゃね?
あーいっぱい思い出してきた。

ズボンはズボンだ。決してパンツなんかじゃねぇ!ジーパンをジーンズやデニムなんて言ったら、松田優作が泣くぞ!レギンス?なにそれ?アンギラスより強い?社会の窓のチャックは閉めろ!理科の窓は任せる!とっくりのセーターはお金持ちの特権なんだ!よーし、お前ら全員、俺が死語の世界から救い出してやるっ!!

すいません、取り乱しました。
あと、部落って差別用語らしいけど、こっちだと集落の意味で普通に使うんだよね。
って、普通に書いたけど、この「普通に使う」の「普通」も新しい表現だけど、普通に使うよね。
深く考えた事なかったけど、「普通」は何か対する物がある時に使う言葉なんかな。
なにか食べておいしかった感想なら「とてもおいしい」でいいよね。

「俺、これ嫌いなんだ」

「え?普通においしいよ」

【嫌い】という対象があるから「普通」が使われる。

「これは普通にできるけど、あれは無理だな」

【あれ】という対象があるから「普通」が使われる。

言葉って面白いね。

人間と他の動物の決定的な差は言葉だと思う。
動物も鳴き声などでコミュニケーションをとってるとは思うけど、人間はそれに加えて文字がある。
文字がある事で記録する事ができ、後世に残す事が出来る。
チンパンジーと人間の遺伝子は、ほとんど差が無いらしいけど、人間は言葉がある事で圧倒的に発展できたと思う。

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