安保法案のメリット・デメリット

安保法案のメリット・デメリット

今話題の安全保障関連法案(安保法案)について書こうと思う。
ちなみに俺はどちらかというと賛成派。

■安保法案のメリット

①邦人が海外で戦争・紛争・テロに巻き込まれた時に自衛隊派遣や他国の港湾・飛行場を利用できるようになる。
現状では、指を咥えて見ているか、祈るか、他国にお願いして見守る事しかできない。過去にもテロで邦人が人質に取られた時にそうだったよね。あと、過去記事「ワールドカップと親日・反日 – きっとトルコが好きになる!」にも書いてるけど、海外で法人が生死の危機に直面してる時に自衛隊を出せなくて助けに行けなかった事がある。もしあの時、時間ギリギリでトルコが助けてくれなければ215人の日本人は死んでたかも知れない。

②武器使用基準の緩和により、PKO(国際連合平和維持活動)などで活動する自衛隊員を守りやすくなる。
戦闘を目的としない復興支援活動などでも、地域によってはいつ敵が襲ってくるかわからない。極端に言うと、現状では敵が最新の武器を持って襲ってきた時に竹槍で対抗しろと言ってるようなもので、自衛隊員が可哀そう。相応の装備をするべき。

③海外で治安維持や支援活動をしている他国軍や民間人が危険に晒された時に助ける事ができるようになる。
自分達と同様に海外で活動している他国軍や民間人を守る。

■安保法案のデメリット

他国軍を後方支援する事により、戦争に巻き込まれる可能性が高くなる。
個人的にはメリットのほうがデメリットを大きく上回ると思っている。
反対派は、安保法案を戦争法案と呼び、「法案成立=戦争」と直結させたり、「安倍は戦争をしようとしている」なんて煽っているけど、そうではない。
例えば、平和状態が0、戦争状態が100、現状が5だとすれば、法案成立しても10になる程度で、他国が当たり前にやってる事ができるようになるだけ。
テロリストに対して即対処するフランス軍とか、米軍と一緒に行動したり後方支援をしているヨーロッパ諸国はたくさんある。だからといって、普通はそれらの国々が戦争を起こそうとしているなんて論調にはならない。日本も世界基準になるだけ。
1960年にも今より大規模な安保闘争(デモ)があって、反対派の努力も虚しく新安保条約が締結されたけど、その後55年日本は戦争したか?

法整備ガー
憲法9条ガー

現状では有事にすぐ動けない。
時間もない緊迫した状況になった時に、すぐ動けるように法整備しておく事が重要で、「安保法案成立したから戦争するぞー」ではない。

近隣の中国や北朝鮮などの不安を抱えている中で、何か起きてからでは遅い。
日本が戦争する気が無くても、攻め込まれる可能性はある。
そんな時に反対派の人はどうするのかな?
無抵抗で死ぬ主義?

海外で活動する民間人や自衛隊員が戦闘する気が無くても、巻き込まれる可能性はある。
というか実際に巻き込まれてる。
そんな時に反対派の人はどう思うの?
法律が絶対なので、無抵抗で死んでください?

反対派の人は、国会前ではなく、戦闘地域の最前線で武力行使をしている軍または組織に向かって、武器を持たずに「戦争反対」デモしてほしい。実際にそういう地域で危険に晒されながら人道支援・復興支援・治安維持等の平和維持活動をしている人達がいるのだから。
流れ弾に当たって死んでも、平和を訴えて死ぬなら本望だよね?

社会・政治・経済 】カテゴリーの記事一覧

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


コメントする