便利な津軽弁「~さる」

便利な津軽弁「~さる」

方言

方言(ほうげん)とは、あるひとつの言語における変種のことである。語彙・発音(訛り・アクセントなど)・文法・表記法のいずれかもしくはいくつかの面で差異が見られる。Wikipediaより

なるほど、地方特有の言葉や訛り、全部ひっくるめて方言と言うのか。
初めて知った。

地方特有の言葉というのは、標準語の面影が無い全く別の言葉。
まぁ、ルーツを辿れば、どこかで変化してるんだろうけどね。

津軽弁だと例えば、なづぎ=おでこ、おどげ=あご、あぐど=かかと、など、初めて聞く人はチンプンカンプンなやつ。
喉が渇いた状態でバームクーヘンやミスドのオールドファッションを食べたような状態の時に使う「むっつい」とか、標準語では表現しにくい、短くてとてもいい言葉もある。

訛り・イントネーション・アクセントは、言葉はそのままで強弱をつけるポイントが違う。
今だと栃木出身のお笑いコンビU字工事とか、あの辺は独特だよね。

あとは、前に「あっつままさすずこ」でも書いたけど、津軽弁だと「い゙」の発音とかもそうかな。
「たたく」が「ただぐ」とか濁音になる事も多いね。

この他に同じ言葉でも意味が違ったりするのもある。
津軽弁だと、「捨てる」を「投げる」と言ったりする。
例えば、本を散らかしていたら、「片付けねば、投げでまるど!」と怒られる。
意味は「片付けないと、捨ててしまうぞ!」
もちろん「捨てる」も普通に使うし、「投げる」も本来の意味でも使う。

あとは、語尾の違いや言い回しの違いみたいなのもあるよね。
「~やねん」とか「~だべ」とか。

そして登場!本日の主役「~さる」

これは、「行かさる」「書かさる」「押ささる」のように動詞のあとにつける。
意味を説明するのは難しいな。
強いて説明するなら、「自分のせいじゃないよ。不可抗力でそうなってしまった。」的なニュアンス。

「ちょんど、薬屋の近ぐまで行がさったはんで、目薬買ってきたよ」
薬屋に行く予定は無かったけど、ちょうど用事が出来て薬屋の近くまで行かなければならなくなったから、目薬買ってきたよ。

「このペン書がさらない」
このペン、インクが出てこないから書けない。

間違ってボタンなどを押してしまった時に
「ごめん、押ささってまった」
ごめん、押すつもりはなかったけど、不意に押してしまった。

ん~、やっぱ標準語だと表現しにくいな…。

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