芥川賞受賞の田中慎弥△

芥川賞「都知事閣下と都民各位のために、もらっといてやる」 田中慎弥さんの受賞会見

 「共喰(ともぐ)い」で芥川賞を受賞した田中慎弥さん(39)は、ジャケットに紺のタイ、デニムパンツという服装。5度目のノミネートを経ての受賞だったが、その顔に笑みはなく、浮かない表情で会見場に登場。脱力したような、斜に構えたような態度で席についた。

小説家なら誰もが喉から手が出るほど欲しい賞なのに「もらっといてやる」とは格好良すぎると思った。
同時に、この人は何故こんなに不機嫌で、何に対してそんなに怒ってるのか、気になってたんだけど、数日前に開かれた石原都知事の定例会見での発言に対しての態度だったんだね。

芥川賞候補作は「バカみたいな作品ばかり」 選考委員の石原都知事
「自分の人生を反映したようなリアリティーがないね」
 芥川賞の選考委員を務める東京都の石原慎太郎知事は6日の定例会見で、いまの若手作家に欠けているものについて、こう語った。石原知事は「太陽の季節」で第34回芥川賞を受賞している。
 石原知事は「(作品に)心と身体、心身性といったものが感じられない」と指摘。「見事な『つくりごと』でも結構ですが、本物の、英語で言うならジェニュイン(正真正銘)なものがない」と述べた。石原知事は昨年11月の会見でも「みんなマーケティングで、同じ小説家がくるくる違うことを書く。観念というか、自分の感性でとらえた主題を一生追いかけていくのが芸術家だと思う」などと語っていた。
 第146回の芥川賞候補作は6日付で発表され、17日に選考委員会が開かれるが、石原知事は「苦労して読んでますけど、バカみたいな作品ばっかりだよ」とぼやくように話した。

受賞を断ると、気の小さい選考委員(石原慎太郎)が倒れて、都政が混乱するとまずいから、仕方なく賞をもらってやるよ。

なるほど、こういうことか。やっぱ、田中さんかっけー。
不器用な人だから、誰が見ても不快な会見になってしまったけど、「たくさんの人の前で話すのは嫌いなのですか?」という質問にも「こんな場所で話すのが好きな人はいないでしょう。政治家じゃないんだから」と答えてたし、怒りの矛先は石原慎太郎だけだと思う。

石原慎太郎については、自分の意見をしっかりと持ちハッキリ言う事、あとは日本という国に誇りを持ち、外国や何事にも媚びない姿勢は、俺は嫌いじゃない。
考え方や発言内容には同意できない部分も多いけども。

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1件のコメント

  1. 長らくの冬眠でご無沙汰してしまいました^^;
    遅くなりましたが、今年もよろしくお願いしますm(_ _)m
    田中さんの作品、是非読んでみたいです。
    受賞会見はかなりのブラックジョ~クのようですが、石原都知事にあそこまで言われたんだし、それに対して判で押したような模範的な優等生会見よりは面白いと思いますね。

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