WordPressの「永続オブジェクトキャッシュを使用してください」問題を改善した話

前から会社のホームページをWordpressで作り直したいなと思いつつもなかなかタイミングがなく着手できずにいたが、最近少し余裕が出てきたので重い腰を上げてやっと作り直す事が出来た。

ホームページはSEO（検索上位を目指す事）を考えると完成してからもやる事がたくさんあり、企業のホームページともなると尚更である。
Googleのサーチコンソール、アナリティクス、ビジネスプロフィール、マーチャントセンター等に登録し分析したり、htmlやcssの文法チェック、サイト構造の最適化、モバイル最適化、読み込み時間などをチェックして改善と、プログラミングのデバッグのような作業が必要になる。

現代のSEOはGoogleとのタイマンといっても過言ではない。
時々エゴサーチしながらインデックス状況を確認することも大事。

・Google ビジネスプロフィール
・Google サーチコンソール
・Google アナリティクス
・Google マーチャントセンター
・Google PageSpeed Insights
・Google モバイル フレンドリーテスト
・Google 構造化データテスト
・W3C Markup Validator

また、WordpressのプラグインにAll in One SEOというSEOの定番ツールがあり、そこでもいろいろチェックできる。
その中のSEOサイトスコアで100点、サイトヘルスチェックで合格を目指し、SEOに強いサイトにする。
技術者としてはサーバーや環境によりどうしても改善できないものを除き、それら以外はパーフェクトにしたいところだ。

理解できないものは表示されるワードを検索し、簡単そうなものから改善していく。
その中でサイトヘルスステータスの改善点に「永続オブジェクトキャッシュを使用してください」というものがあった。

調べてみると俺が使ってるロリポップサーバーでは永続オブジェクトキャッシュは使えず、公式FAQにはロリポップ！アクセラレータやLiteSpeed Cacheを使うという代替案が提示されていた。

WordPressの「永続オブジェクトキャッシュ」は使えますか？ – ロリポップ！レンタルサーバー

Redis Object Cacheというプラグインでも改善できるようだが俺の環境ではうまくいかず、無理なものは仕方がないと諦めていたが、別件でキャッシュプラグインを調べている時にW3 Total Cacheというプラグインにオブジェクトキャッシュの項目がある事がわかった。
このブログを含めWordpressで10個くらいはサイトを作った事はあるが、キャッシュプラグインにはそれほどこだわりはなく、他サイトで解説が多く簡単そうという理由でなんとなくWP Super CacheかWP Fastest Cacheを使っていたがそれらにはオブジェクトキャッシュの項目がない。

もしかしたらこれで改善できるかなと思い、キャッシュプラグインをW3 Total Cacheに変更し、オブジェクトキャッシュを有効にしたところ改善されたようだ。

同時進行でいろいろ修正していたのでこれが主因かはわからないが、Google PageSpeed Insightsのスコアも良くなった。

サーバーや環境によっては同じ結果にならない可能性もあるが、完璧を目指すなら試す価値はあるかも知れない。