R-1グランプリ2022 – 俺的総評と審査について思うこと

R-1グランプリ2022 – 俺的総評と審査について思うこと
【R-1】お見送り芸人しんいち、賞金500万円は「だいぶ使わせたお父さん、お母さんに預ける」

総評というほどの内容は無いけど、いつもこの表題で書いてるのでとりあえず。

ZAZYは好きな芸人の一人だけど、ネタがパターンすぎて連続で見るのはきつい。
昔見た「きぬえにパンパン」は手伝ってあげるとみせかけていきなりパンを口にぶち込むというシチュエーションがまず面白く、その後のたたみ掛けによって昇華し、最後の「なんそれ」も活きたが、最近のネタは人物名のダジャレ的なものが多く、ただのリズムネタになってしまってる。
フリップからデジタルにブラッシュアップしてリズム感やテンポは出しやすくなったと思うが、フリップを利用していた時のほうがネタの内容も味もあったように思う。

お見送り芸人しんいちは、前にも何度か見た事があるが、今回は毒が特に強くて面白かった。
ZAZYと同じようにパターン化されていても、あるあるネタは小ネタ集なので楽しめる。

どちらもラストイヤーとの事だったが、ZAZYのほうがより知っていたので気持ち的にはZAZYに優勝してほしかったが、この日だけの結果を考えれば、お見送り芸人しんいちで妥当だったと思う。

今回の本題は賞レースの審査について前から思っていたこと。
今まででいえば例えば上沼恵美子など、好みに振りすぎると一審査員の影響が大きくなりすぎると感じていたが、今回トップバッターにバカリズムが84点を付けた事でやはり問題だなと感じた。
極端に言うと、一人の審査員が8組中7組に30点を付けて、お気に入りの1組に100点を付けて、他の審査員が90~100点の間で調整した場合、他の審査員の微妙な得点差は合計点にほとんど反映されず、一審査員が一人で優勝を決められる。

全部見てから採点するのではなく、1組ごとに採点する場合、トップバッターの採点は特に難しい。
だからトップバッターは90点くらいで様子を見るのが暗黙のルールになっている節がある。
採点の幅が広いほど影響力が増すから、数人の審査員だけで決めるなら、オリンピックのスノーボードだったかで採用されている、最高点と最低点を除外した平均点とかいいかも知れない。

ま、審査員は結果しだいで俺みたいな輩に叩かれるし一番大変。
バカリズムの事だから同じような問題を感じていて一石を投じたのかも知れない。

数人の審査員だけで決めるこの審査方法自体が、視聴者を置いてけぼりにしてしまう事も多いし変えたほうがいいと思う。
以前なんかの大会で視聴者投票の1位に1点みたいなのもあったけど、視聴者の数万票が審査員1人と同じ1点というのもバランスが悪い気がした。

一般人も審査に加える場合、審査員は大体実績のある方なので、一般人より持ち点が多くて当たり前だと思うが、どのくらいのバランスがいいのだろう。
お笑いライブは何度か見に行った事があるが、テレビで見るとの会場で見るのとでも違うから、観覧の一般人も入れたほうがいいかな。

視聴者票は何票くるかわからないから、合計を100点に換算して、各芸人に割合で点数を付ける。
会場は、一般観覧は25人で1人2点持ちで満点50点、審査員は5人で1人10点持ちで満点50点、会場の満点は100点。
それで視聴者点と会場点の合計とか平均とかかな。
これでも問題ありそうだけど、とにかく採点への影響力が視聴者50%、会場一般25%、審査員25%くらいが多くの人が納得する結果になると思う。

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