【Lost Vape ORION Q】ORIONの廉価版・比較 | レビュー

後発の廉価版オリオン「Lost Vape ORION Q」
どっち買おうか迷う人も多そうだし、興味もあったのでDNA版との比較用に買ってみた。

左がDNA、右がQ

【ORION Q】
POD（コイル）：カンタル1.0Ω
チップセット：オリジナル
温度管理：なし
リプレイ：なし
専用アプリでの調整：なし
値段：安い

【ORION DNA GO】
POD（コイル）：SS316の0.25Ωと0.5Ω
チップセット：Evolv社 DNA GO
温度管理：あり
リプレイ：あり
専用アプリでの調整：あり
値段：高い

PODが少し緩いのかカタつく。
カーボンシートもコストダウンなのか質感が異なり本体との継ぎ目に段差を感じる。

底のパーツの継ぎ目に段差を感じる。

ロゴマークの「Q」の上だけ少し色のトーンが変わってるのがわかると思うけど、「ORION」の文字の上部分はエッジが直角でシャープだけど、「Q」のところは何か圧がかかったのかエッジが少し潰れて丸まっている。裏側は問題なし。
これらはDNAと比べての話だし、個体差もあるかも知れないけど、PODも含めて全体的に作りが雑。
DNAのほうはPODの隙間やカタつきも無いし継ぎ目もフラットでなめらか。
Qしか持ってなかったら気にならないレベルだけどね。
シート（パネル）部分のサイズは左右は一緒だけど上下はQのほうがコンマ数ミリ小さい。
片面だけ上部分に段差を感じるから、これも単に雑なだけで個体差があるかも知れない。

【PODのコットン量比較】

太くて長い。

細くて短い。

太くて短い。

【吸ってみた感想】
全体的な喫味の印象はDNAもQもそれほど変わらない。
ただ、まーずさんも書いてたけど、エアフローを絞ってMTLすると結構熱くなる。
全体をがっぷり咥えて吸うとそれほどでもないけど、唇をすぼめて薄く咥えて吸うと「あつっ」って声が出るくらい。
あと、ニコチン入りリキッドの場合、刺激を抑えるためにもう少し出力を下げたくなるかも知れない。
リキッドで調整してもいいけど、俺の場合普段使いのセットで吸うリキッドとは別に用意する必要がある。
DNAなら常飲リキッドでもちょうどいい塩梅に調整できる。
MTLは抵抗値的に1.0Ωが使えるQのほうが適してそうだけど、実際に吸った感じでは出力や温度を調整できるDNAの0.5Ωのほうが納得いく吸い応えに出来る。
DLではそれほど差はないかな。

【総評】
両手にQとDNAを持って交互に吸ったりした結果。
Qも他機種に比べると優秀だけどDNAは更に優秀。
Qに出来てDNAに出来ない事はない。
MTLでもDLでも自分の好みに合わせて満足いく調整が出来るDNA版は現時点では比較対象なしの唯一無二。
現時点だとタバコ１カートンくらいの価格差。
これを高いと思うか安いと思うかはその人次第だけど個人的にはDNAを薦めたい。
Qを買ってからDNAが気になるようであれば最初からDNAを買ったほうがいいと思う。

【2019/03/29（1ヶ月以上ほぼ毎日使い続けた後）追記】
[ORION Q] ○ ノンニコ DL 美味しい
△ ノンニコ MTL 熱い
× ニコリキ DL 刺激弱くしたい
× ニコリキ MTL 刺激弱くしたい、熱い

[ORION DNA GO] ○ ノンニコ DL 一口目からずっと安定して美味しい
○ ノンニコ MTL 一口目からずっと安定して美味しい
○ ニコリキ DL 一口目からずっと安定して美味しい
○ ニコリキ MTL 一口目からずっと安定して美味しい